私がこの実験的栽培を始めたのは、NHKの番組「サイエンスアイ」の中の 「日本名物研究所」で、農林水産省農業環境技術研究所の他感研究室長の藤井義晴先生の研究されている「アレロパシー」の事を放送していたのが始まりです。
もともと現代化学アレルギーとでも云いますか、殺虫剤のスプレーの噴射のコマーシャルを見ただけでも、身の毛のよだつ思いがする方でしたので、非常に興味が湧いてきて、他感研究室を訪問しました。
アレロパシーとは他感作用の事で、簡単に言えば蚊取線香の除虫菊や楠の樟脳の様な物で、他の植物や動物に対しある種の影響を与える作用の事で、自然界にもともと存在したものです。
藤井先生は特にヘアリーベッチと稲の耕作に関しての御研究をされており、アレロパシーを利用した日本の稲作のパイオニア的存在です。
放送でヘアリーベッチに雑草の発芽抑制作用が在る事は解っていましたが、昨年迄の雑草の大繁茂と除草剤の散布などの事、その他の疑問を解消すべく研究室を訪問しましたが、この時にクリムソンクローバと著書の農山漁村文化教会発行の「畦畔と圃場に生かす・グラウンドカバープランツ(雑草抑制・景観改善・農地保全の新技術)」の紹介をされました。
ヘアリーベッチの種子自体一般的では無く、事実ホームセンターでも全く販売されていませんでした。 電話帳で何軒かの種を扱う処を探し、随分苦労して手に入れましたが、後に農協で簡単に手には入る事が解りました。
昨年の10月にヘアリーベッチとクリムソンクローバを播く予定でしたが、身体的問題が在り人頼みな為、実際に播いたのは11月に入ってからでした。
全くの素人の始めたものですから、種の播き方など全く解らない処からの出発でしたが、上記著作と御指導で今日までの以下の結果が出ています。
もともとホームページ自体作るつもりも在りませんでしたので、昨年の種播きから本年の開花寸前までの写真は取っていませんでした。 初めて写真を取ったのは余りに成長が遅いと思い、研究所迄送ったメールの添附ファイルとしての画像を作成する為で、秋播きの成長時が記録されていないのが残念です。
尚、次回はもっと工夫して臨みたいと思っています。 また、今回のクリムソンクローバもヘアリーベッチも、播いて1回だけ散水しただけで、覆土も全くしませんでした。
地方にも依るでしょうが概ね10月の上旬が播き時です。 興味のある方は是非「畦畔と圃場に生かす・グラウンドカバープランツ」を御購読頂ければ、あらゆる面で参考なると思います。
これから素人の、素人に依る、素人の為の環境に優しい植物の実験的栽培を御紹介します。
尚、ヘアリーベッチは豆科で、雑草の発芽抑制作用が在るばかりでなく窒素同化をして地力を豊かにしますので、自然農法による稲作を目指す篤農家の方は是非とも藤井先生に御尋ね下さい。
農林水産省農業環境技術研究所
藤井義晴他感物質研究室長
メールアドレスは御自身で御確認下さい
クリムソンクローバとヘアリーベッチの開花
「畦畔と圃場に生かす・グラウンドカバープランツ」を参考にするとクリムソンクローバの播種適期は北は9月から南は10月、播種量は300〜400g/aで開花期は翌年の4月から5月、草丈(開花時cm)は40〜60、用途は切り花で、同じくヘアリーベッチは播種適期が9月から11月、播種量は300〜400g/aで開花期は翌年の4月から5月、草丈(開花時cm)は60〜80、用途は休耕地の雑草抑制となっていて、前記の通り10月上旬に播く予定でしたが、種々の事情により11月にずれ込みました。 当地は北関東に属しますので、可成り遅い種播きでした。 当初から除草剤を使用しない環境に優しい雑草抑制が出来ればと考えて居りましたので、確信は無くとも時期は失していないと祈りながら始めました。
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左が可憐なクリムソンクローバーの開花で、苺の実の様な赤色い可愛い花で、真ん中付近に白い花びらを付けたものが一つ開花(既にマーキングして居り、種はプランターで栽培予定)している。撮影は5月8日。 右がヘアリーベッチの開花の画像で、薄紫の美しい花が開花しており、撮影は5月2日。 |
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左は西方向、右は東方向から前庭の全体を3月12日に撮影した画像ですが、クリムソンクローバ(フェンス側)もヘアリーベッチ(住宅側)も丈が余り伸びていないのが解ります。本来は10月に播く予定でしたが、人頼みの為11月にずれこむ。この時期は非常に心配して居りましたが、藤井先生には「この頃はこの程度で心配無し」と御教授頂く。 |
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上の3月12日撮影の左右のの画像では見えないが、フェンス側にドウダンツツジを9株植えてあります。 左は5月2日の一番日当たりの悪い場所に植えてあるドウダンツツジの周辺の画像です。 右は5月8日の同じく一番日当たりの悪い場所に植えてあるドウダンツツジが周辺のクリムソンクローバーに囲まれている画像です。 |
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左は農山漁村文化教会発行の「畦畔と圃場に生かす・グラウンドカバープランツ(雑草抑制・景観改善・農地保全の新技術)」編著者 有田博之・藤井義晴のカバーの画像です。 これは今回の実験的栽培の私のバイブルになりました。 右は同発行元の「アレロパシー -他感物質の作用と利用-」(自然と科学技術シリーズ)著者 藤井義晴のカバーの画像です。 |
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